高専ってなに?どんなところ?【現役高専生がわかりやすく解説】
今回は、
・高専ってどんな学校?
・高校や専門学校と何が違うの?
・高校や専門学校と何が違うの?
といった疑問にこたえていきます。ぜひ最後まで見ていってください。
高専とは?
高専ってどんな学校なの?
ざっくりと説明すると、
- 中学卒業後、5年間通う
- 機械や電気、建築、土木、化学などの学科がある
- 自由な校風
- 卒業後は就職か大学に編入学できる
といった特徴のある学校です。
高専の仕組み
先に書いたように、高専は中学卒業後に5年間通う学校です。4年間だと勘違いされることが多いですが、高校+短大と同じ期間と覚えるとわかりやすいはずです。
卒業後は短大卒と同じ、準学士という学位がもらえます。
また各高専内には専攻科というものもあり、入学試験に合格すると+2年間、つまり7年間で深く自分の専門分野について学ぶことができます。
ここも卒業すると、大卒と同じ学士という学位が与えられます。
高専の学科
高専はおもに工学を学ぶ学校です。なので、
- 機械
- 電気
- 情報
- 土木
- 建築
- 化学
- 商船
などの学科があり、それぞれの専門の勉強をします。
また、高校や大学の数学、物理、国語や日本史、世界史などの一般教養も学びます。
学科ごとに1クラスあり、クラス替えがない学校がほとんどです。
学科の選択は、入学時に希望の学科を受験する学校や、まず全員が「創造工学科」などの名前の学科を受験して入学し、2年生か3年生で希望の学科を選択する学校などがあります。
校風の自由さ
多くの高専が、
- 私服登校
- スマホやパソコンの持ち込みが自由
- 様々な部活や同好会がある
といった半分大学のような環境で、自由度の高い生活を送ることができます。
部活や同好会については、この記事で解説しています!
卒業後の進路
卒業後は
- 就職
- 大学編入学
- 専攻科入学
と、おもに3つの進路があります。
就職では大企業や官公庁へ、進学では先にあげた専攻科への入学や、国公立大学の3年生に編入学をすることができます。
就職率の良さと、国公立大学をいくつも受験できるところが高専の強みです。
近くの高専のホームページを見たり、オープンキャンパスに行ってみると、就職や進学の実績が詳しく分かると思います。ぜひあわせて見てみてください。
まとめ
高専は学校数が少なく、中学3年生のうち高専に進学するのは100人に1人と言われています。そんなマニアックな学校ですが、魅力もたくさんあります。
受験を控えている中学生や、その保護者さんはぜひ高専も進学先に検討してみてはいかがでしょうか。
このブログでは高専のメリットやデメリット、実際どんなところなのかをわかりやすく解説しています。
他の記事も読んでいただけるとありがたいです。