機械工学科ってどんな学科?進路は?【明石高専機械工学科の学生が解説】
こんにちは。現役高専生のふゆです。
今回は、機械工学科の私が
・機械工学科ってどんな学科?
・卒業後はどんな進路があるの?
・卒業後はどんな進路があるの?
というあなたの疑問にこたえます。ぜひ最後まで見ていってください。
機械工学科とは
授業科目
高専では、1年生は国語や数学、物理のような一般科目が多く、工作実習や製図はありますが、専門科目の授業は少ないです。
工作実習では、1年生のうちは旋盤やフライス盤を使った加工、溶接、アルミの鋳造などをします。
学年が上がるにつれて、
- 機械加工学
- 材料学
- 材料力学
- 工業力学
- 設計工学
などの専門科目が増えていきます。
機械加工学では工具や工作機械の種類や特徴について、材料学ではいろいろな金属材料の性質について、材料力学では力の種類と、力がかかることによって起こる変形について、などなど、ものづくりについて科目ごとにさまざまな視点から勉強していきます。
授業を受けているとたまに、他の専門科目や数学、物理、化学などとリンクしているところがあり、いろんなアプローチから説明してもらえるので理解しやすいです。
3年生の専門科目の授業ノート
進路
進路についてはこちらの記事でも解説しています。
上の記事でも書いたように大学への編入学、専攻科への入学、就職の3つの進路があります。
進学先は学科による違いはほとんどありません。大学への編入学なら国公立大学に、専攻科に入学するなら同じ高専の専攻科に進学する人がほとんどです。
人によっては、東京大学や京都大学、大阪大学、北海道大学などにも進学しています。
学科によって大きく異なるのが就職先です。
機械系なら家電メーカーや自動車メーカー、鉄道会社、航空会社などはもちろん、市役所や県庁、電力会社や製薬会社などからも求人が出されています。
就職率はほぼ100パーセントで、就職希望者の何倍も求人が来ています。
学科の雰囲気
一般的に女子が少ないです。私のクラスは多めですが、ほかの学年では2、3人くらいです。
休憩時間は教室のいろんなところで話やゲームをしていたり、放課後や休日は運動部や文化部で他の学科の友達とも楽しく活動していたり、クラスの友達と遊びに行ったり、学外のイベントに参加したりと、思い思いの過ごし方をしている人が多いです。
いろんな個性の人がいるので、居心地がいいと感じる人は多いと思います。
その他は同じ高専なら、学科による違いはあまりないと思います。
機械工学科に入ってみて
私は、機械工学科に入ってよかったなと思います。
まず個性や趣味が人それぞれで、マニアックなものも多いので、いろいろな話が聞けて、自分の趣味や好きなものが増えました。
またこれは私の学校の話ですが、学科の先生も丁寧に教えてくださったり、ユーモアがあったりする方が多いです。
実習では、実際にものが出来上がるので達成感があり、苦手な実習でもきちんとレポートを仕上げれば点数がもらえるので、落ち着いて作業に取り組むことができます。
そして何よりも、自分の学びたい分野の勉強が早くからできているのが嬉しいなと思っています。
まとめ
機械工学科は、ものづくりの基礎的なことを幅広く学ぶ学科です。
他の学科に比べて卒業後の就職先も幅広く、バランス良く色々なことを学ぶので授業で習ったことをいろんな分野に応用しやすいと思います。
高専でどの学科に行こうか迷っていたら、機械工学科を考えてみてください。
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